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5Rコラム

基 本 の 包 丁 研 ぎ (1)

1.包 丁 の 名 称

全てのものには名前がありますが、包丁の各部分にも名前がついています。
包丁の部分の名前を覚えておくと包丁の研ぎ方を習うときにも便利ですので覚えてください。

2.包 丁 の 種 類

包丁には片方にしか刃が付いていない「片刃」と左右対称に刃が付いている「両刃」があり、それぞれ適した使い方があります。
包丁研ぎの方法も片刃と両刃では違いますので、お使いの包丁がどちらの型式か知ることは大切です。
一般的に和包丁が「片刃」、洋包丁が「両刃」になっています。

3.砥 石 の 種 類

砥石には材質によって大きくわけて、以下の2種類があります。
 ◎天然砥石:硬い砂を含む岩石からできた物
 ◎人造砥石:研磨剤を固めて作った物
現在は人造砥石が多く出回っていますので、手に入りやすいようです。

また、砥石には粒度の大きさによって荒砥石、中砥石、仕上砥石の3種類があり用途が次のようにそれぞれ異なります。

荒砥石220番最も目が粗く錆びを落としたり、欠けた刃の修繕したり、刃の形を修正したりできる。
中砥石1000番荒砥石と仕上砥石の中間の粗さ、荒砥石で研いだあとの包丁を研ぐ。
仕上砥石5000番~最も目が細かく中砥石で研いだあとの包丁の仕上げに使う。

また、面直し砥石といってすり減った砥石を平らにする砥石というものもあります。

臨海3Rステーションで開催している「包丁研ぎ講座」では、人造砥石の「荒砥石」、「中砥石」を使用して包丁研ぎを学んでもらいます。
また、砥石の手入れのために面直し砥石の使い方も説明しています。

包丁研ぎを始めるには砥石を出すだけでは不十分で、砥石の準備が必要です。
準備といっても難しいことではなく、砥石を水に浸けておくことだけです。
砥石を乾いたまま使ってしまうと砥石の効果を発揮できません…
砥石から泡がでなくなったら砥石の準備はOKです。
砥石は安定した台の上に濡らして絞ったタオルを敷いて、その上に置いてください。
次はいよいよ包丁研ぎの方法です。

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