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5Rコラム

基 本 の 包 丁 研 ぎ (2)

4.包 丁 の 持 ち 方
包丁はしっかりと右手で握ります(右利きの場合)。
下の写真の様に、包丁の根元部分(アゴの部分)を親指で押さえると包丁が安定します。

5.研 ぐ 

砥石に対して45度程度の角度で包丁の根元の部分を当てます。
刃の部分だけを砥石に当てる様なイメージで、10円玉2枚が入るくらいの角度で持ち上げます。

包丁は指を添えている部分しか研げないので、全体を一度に研ぐ事は出来ません。
指1本ずつずらしながら、切っ先からあごまで順に研いでいきます。

刃先を触ると、ギザギザとした引っ掛かりがあります。これが「かえり」です。かえりが出ていればその部分は研げています。「切っ先」から「あご」まで「かえり」ができるまで研ぎます。
※あごの部分の研ぎ方
あごの部分を研ぐときは柄が砥石に当たらないように、包丁を砥石に直角にして研いでください。

「かえり」が出たら、刃を反対にして同じように研いでいきます。

6.「かえり」をとる → 「研ぎ上がり」

両面を研ぎ終わったら、最後に「かえり」をとります。
「かえり」が出ている方の刃を砥石にあてて、軽く2~3回研いで「かえり」を取ります。
「かえり」が取れたら研ぎ上がりです。
包丁を水洗いし汚れを落とし、乾いた布でしっかり拭いてください。